秘密は、外に出さない。必要なのは、Mac だけ

HearCat は、自分の声と通話相手の声をリアルタイムで日本語の文字にして残す、メニューバー常駐アプリ。録音も文字起こしも要約も、既定ではすべてお使いの Mac の中だけで完結します。

macOS 26 以降(要約は Apple Silicon のみ)。会議の内容が勝手にインターネットへ送られることはありません。

HearCat — ライブ
REC

できること

会議のあいだ、静かに、確かに。

操作はメニューバーから「セッションを開始」するだけ。あとは HearCat が両方の声を聞き分けて、読める記録に変えていきます。

両方の声を聞き分ける

マイクの声は「自分」、通話相手など Mac から出る音は「相手」。発言が確定するたび、時刻と話者付きで記録に追記されます。

会議をまるごと録音

文字起こしと同時に、会議の音声も保存します。無音が5分続けば自動で停止するので、録りっぱなしになりません。

途中経過もその場で見える

話している最中の暫定テキストは、ライブ画面でリアルタイムに確認できます。記録ファイルには確定した発言だけが残ります。

話題ごとに、自動で要約

セッションを止めると、オンデバイス AI が話題ごとの要約を自動で作ります。Claude Code や Codex にワンクリックで任せて、精度を上げることもできます。要約は Apple Intelligence が有効な Apple Silicon 機のみ。

マイクの感度調整

エコー除去と入力感度の調整で、スピーカーから出た相手の声を「自分」と拾うのを防ぎます。感度は自動でも手動でも。

どこからでも呼び出す

開始/停止・録音・文字起こし・履歴・設定にホットキーを割り当てられます。他のアプリを使っている最中でも 1 発で呼び出せます。

整理と検索

会議のあとで、あの一言に、すぐ戻れる。

セッションはひとつのグループにまとまります。名前で見つける、本文で探す、時刻から聴き直す — すべてこの Mac の中で完結します。

カレンダーの予定で自動命名

開始した時刻に入っている予定の名前が、そのままセッション名になります。Google アカウントの予定も対象です。

グループで整理

会議やプロジェクトごとに、セッションをグループへまとめられます。保存先のグループは開始時に指定もできます。

名前と本文で横断検索

キーワードひとつで、セッション名・文字起こし・要約の本文まで、グループをまたいで検索できます。

AI と使う

会議の途中で、AI に聞ける。

HearCat の記録は、AI がそのまま読めるただのテキスト。Claude Code などの AI アシスタントに読ませれば、会議の流れを踏まえた受け答えを、その場で手伝ってもらえます。

仕組み — アプリの「設定 → AI エージェント連携」から、専用の skill と CLI をワンクリックで導入。Claude Code / Codex / Copilot / Gemini / Cursor に対応します。清書も高精度な要約も AI 側の LLM が担当し、skill なしでも記録ファイルを渡せば同じことができます。
さっき先方から出た質問、なんだっけ。答えの下書きも作って。
直近の質問は 10:02 の「前回の障害の再発防止策はどうなっていますか?」です。直前に監視強化の話が出ているので、①リトライ処理の改善 ②監視の追加 ③検知時間の見込み、の順で答えるのが自然です。出典: 今日 10:00 のセッションの記録
さっきの会議、決まったことまとめて。
文字起こし全文を読み直しました。決定事項は「監視ダッシュボードを来週までに追加する(担当: 田中さん)」の1件です。要約は summary.md に保存済みです。出典: 今日 10:00 のセッションの記録

プライバシー

会議の内容は、既定でこの Mac から出ません。

録音・文字起こし・自動要約は、既定で音声もテキストも外へ送りません。社外秘の会議でも安心して使えます。任意で使うエージェント要約だけは、あなたが同意するまで何も送りません。

認識は Mac の中で

文字起こしは macOS 内蔵の音声認識で行います。音声がインターネットへ送られることはありません。

自動要約も Mac の中で

要約は Apple Intelligence によるオンデバイス処理。外部の AI サービスには接続しません。

エージェント要約は、同意してから

外部の AI に頼む高精度な要約は、使うと決めた人だけの機能。あなたが同意するまで、何も送信しません。

保存先はあなたのフォルダ

記録はすべて自分のライブラリ内に保存。閲覧も削除も、いつでも自分の手でできます。

インストール

1 行貼るだけ。あとは Mac が頑張ります。

システム音声のキャプチャに安定した署名が要るため、各自の Mac で自分の証明書を使ってビルド&署名します。所要時間は数分です。

  1. ターミナルを開いて、下のコマンドを貼り付けMac 標準のターミナルアプリで大丈夫です。ソースの取得からビルド、~/Applications へのアプリ配置、CLI の ~/.local/bin/hearcat への配置までまとめて行います。Xcode 開発者ツールが未導入なら、途中でダイアログが出るので「インストール」を押します。
    $ curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/nayukata/HearCat/main/bootstrap.sh | bash
  2. メニューバーから「セッションを開始」マイクや音声認識、システム音声の許可を与えたら、あとは HearCat が聞き取ります。日本語の認識モデルは自動で取得されます。

動作環境

macOS 26 以降 — 文字起こしには macOS 26 の音声認識機能を使用します。

Apple Silicon 搭載 Mac — 要約機能は、Apple Intelligence が有効な環境で利用できます。

Xcode 26 — ビルドに必要です。App Store から入れておいてください。

Apple Development 証明書 — Xcode の「Settings → Accounts」から Apple ID を追加すると自動で作成されます。システム音声の取得にはこの署名が必要です。

更新するには

導入と同じコマンドをもう一度実行すると、最新版に入れ替わります。

$ curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/nayukata/HearCat/main/bootstrap.sh | bash

AI エージェント連携がうまく動かない、macOS のアップデートで挙動が変わった、など何かおかしいと感じた時も、まずこのコマンドの再実行をお試しください。